人と人をつなぐ「たすき」となり
人事労務管理全般をサポートします
にのだん社会保険労務士事務所だより「たすき」令和6年11月号(No.60)
【①開業から丸5年を迎えました】
毎年11月1日は、社労士事務所を開業した記念日になります。ちょうど5年前令和元年に社労士登録とともに個人事業主としてスタートしました。
その時はまさか年明けにコロナウイルス感染症が拡大することなど想像も出来ませんでしたが、そのような状況も乗り越えながら社労士として様々な経験を積み重ね丸5年を迎えることが出来ました。時には工場で日々雇用のアルバイトをしたり、社労士先生の事務所で実務を勉強させて頂いたり、現在も公共機関で年金に関する窓口業務をさせて頂いたりと日々の自己研鑽に取り組んでいる途中です。
開業当初から応援して頂いている親しい方や他の社会保険労務士の先生および他士業の先生、そして業務委託契約や顧問契約を結んで頂いている事業所様、担当者様に心より御礼申し上げます。
これからも「にのだん社会保険労務士事務所」を何卒よろしくお願いいたします。
そしてさらにお礼を伝えたいのは、毎月発行している事務所だより「たすき」を楽しみに待って頂いていたり、一言一句読んで下さっている方々です。
開業翌月の12月から事務所だよりの発行を月1回でスタートしましたが、当初は記事を買い取り貼り合わせる形でした。しかし途中から「自身の職務経験や日頃感じることなど自分のことばを伝えたい」気持ちでNo.9から手作成の文章での発行に変更し今回No.60を迎えることが出来ました。
(過去の事務所だよりはホームぺージに公開中です)
立憲民主党の野田党首が公開している「かわら版」のようにNo.1400超には遠く及びませんが、「継続は力なり」を目標に少しでも長く事務所だよりを通じて人事労務管理の情報発信に努めていきたいと感じます。
【②かつて働いていた会社への感謝】
定期的に息子と一緒に行く散髪屋さんが和歌山市内にあります。20年近く前に転職先として働いていた求人広告会社で求人募集の掲載をいつも出して頂いていたお店であったのがきっかけでした。
お店と勤務先はご近所であり、散髪に行くと当然かつて働いていた会社の様子がどうしても気になります。何年か前に私が働いていた当時の場所から近くの大きな建物に会社も移転し「会社も繁盛してるんだなあ」と思っていましたが、先日散髪に行くと建物はテナント募集中になっていました。
会社に詳しい方に後から確認したところ今年の夏ごろに会社を閉鎖したことが分かり、やはり寂しい気持ちになりました。
私が32歳の頃、最初の就職先である勤務8年目を迎えた食品スーパーの店舗の駐車場から携帯で「求人募集の広告を見ましたが、まだ募集中ですか?」と問い合わせしたのが、次の転職先である求人広告会社でした。募集内容は30歳迄となっていたにも関わらず採用して頂いたことで私の人生はそこから大きく方向転換しました。
最初はとにかく土日祝休めるならどんな仕事でも良いという曖昧な転職理由でスタートし、そこで出会った求人広告を出してくれる会社の社長さんから「うち法人やけど僕と従業員含めて3人しかなかったら社会保険入らんでええかなあ?」と言われた時、当時人事労務の法律に無知であった私は「人数5人もなかったら入らんでいいでしょう」と今では考えられない誤回答を連発していました。
その後、不景気も重なり個人の成績も伸び悩み、経営者さんや求人担当者さんから人事労務について質問されたことを適当に受け流してたら駄目だと思い知らされ、人事労務の一般常識を学ぼうとした時、社会保険労務士という国家資格があることを初めて知り、そこから独学で勉強を開始して合格、開業と現在に至っています。
現在、業務のお手伝いをさせて頂いている社労士事務所の顧問先である会社の担当者さんが、かつて求人広告掲載で頻繁に助けて頂いた方だと分かり、数十年ぶりに思い出話で盛り上がるなど、人との繋がりは今も続いていることを実感しました。
たくさんの人たちとの出会いの中で、そこから自分の目指すべき道を発見出来たこと、自分にとって天職となる今の仕事に導いてくれたのが転職先であったことは間違いありません。かつてお世話になった会社には感謝の気持ちでいっぱいです。
~最後までお読み頂きありがとうございました~